◆ガクチカの 「型」
ガクチカには、伝わりやすくするための型(=文章構造、わかりやすく言うと書く順序)
があります。
【ガクチカの「型」】
1.何を頑張ったのか、概要と役割・成果(結果)
2.状況説明(課題・問題、なければ目標)
3.具体的行動
4.結果
(5.何を学んだか?)
まずは、
1.何を頑張ったのか、
ということを書きます。
以前お伝えした大原則2 結論ははじめに書く
の通り、自分が「最も力をいれたことは○○です」という結論を書きます。
注意すべきは、
大原則1 設問の回答になっている
ということ、
Q:学生時代に力を注いだことはなんですか?
A:私はゼミでの活動を通して、行動力を身に着けました。
A:大学時代の部活動で県大会に出場したことが、私が最も印象に残っている瞬間です。
といった回答は、
設問に対しての答えになっていない、と解される可能性が高いです。
とは言え、選考官が1つのESに割く時間は短い、最初の数行しか読んでもらえない可能性すらある、
というのもお伝えした通りです。
であるならば、
アピールできそうな役割や成果・結果があるのであれば最初に書いておくのは賢いやり方です。
Q:学生時代に力を注いだことはなんですか?
A1:私は学生時代に最も力を入れたのは、バトミントン部での活動です。
とするよりも、
A2:私が学生時代に最も力を入れたのは、バトミントン部で部長として、チーム初の県大会出場に導いたことです。
とした方が、選考官に「お、ちゃんと読んでみようかな」と思わせる導入になっています。
次に、
2.状況説明(課題・問題、なければ目標)
3.具体的行動
4.結果
ですが、簡単にいうと、
2.は努力する前の状態
3.は実際の努力の内容
4.は努力後の状態
ということです。
「自分はこんなに努力したんだ!」ということを示すために、
●実際の努力の内容
と、
●努力によってもたらされた変化
をアピールする、という作戦です(下図参照)。

さて、ここで問題、
「自分はこんなに努力したんだ!」ということをアピールしたい。
だとすると、
2.状況説明(課題・問題、なければ目標)
3.具体的行動
4.結果
の、どれが一番大事でしょうか??
・・・
そう、それは3.具体的行動(努力の内容)です。
これは非常に大事です。
総じて、
通りやすいESは、「具体的行動」に割かれている文字数が多い。
一方で通りにくいESは、「具体的行動」がほとんど書かれていない、
といった、顕著な傾向がみられます。
なので、2.4は必要最低限にして、3をなるべくたくさん思い出して書く、
ということを心掛けてください。
また、ガクチカについて書くとなると必ず、5.この経験から何を学んだか? を書く人がいます。
これを書く人はとても多いので書いたことで減点はされませんが、かといって加点もされません。書かなくていい。
なぜなら、
「設問で聞かれていないから」
です。
なので、5.何を学んだか?を書くことで文字数が足りなくなって他を削るくらいなら、思い切って5については消してしまいましょう。
(もちろん、設問で、「頑張ったこととそこから何を学んだかを書きなさい」となっている場合は、必ず書かなくてはいけません)
と言うわけで、
最後にもう一度、
ガクチカの「型」をお伝えします。
まずはこの型に沿って、書きたいことを箇条書きで書き出してみるといいでしょう。
【ガクチカの「型」】
1.何を頑張ったのか、概要と役割・成果(結果)
2.状況説明(課題・問題、なければ目標)
3.具体的行動
4.結果
(5.何を学んだか?)
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